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2017.03.03
保育指針改定案、意見募集始まる~現場から意見をあげよう

保育指針はじめ、要領等の改定案示される!

 2月中旬に、厚生労働省が保育所保育指針改定案を、文部科学省が幼稚園教育要領を含む学習指導要領の改訂案を、内閣府が幼保連携型認定こども園の教育・保育要領の改訂案を公表しました。それぞれ、3月15~16日を期限にパブリックコメント(意見募集)にかけられています。その後正文が告示、1年の周知期間を経て2018年度から施行の予定です。

今回の改定の問題点

今回の改定は非常に大幅なもので、教育と一体的に扱うべき養護の位置づけを変え、小学校の接続を意識した「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」が示されました。特に、国旗について「保育所内外の行事において国旗に親しむ」、国歌については「正月や節句など日本の伝統的な行事、国歌、唱歌、わらべうたや日本の伝統的な遊びに親しむ」が盛り込まれています。国旗・国歌の問題などが、指針等に盛られたことで、監査等を通じて現場をしばり、結果として子どもの主体性を損ね、保育者の裁量を狭めることが懸念されます。

子どもや保護者、保育現場によりそうことこそ~大宮勇雄全保連会長の談話で学習を

全国保育団体連絡会から大宮勇雄会長(福島大学教授)の談話が発表されました。指針案・談話を読みあい学ぶと同時に、指針等の改定案に対して、多くの関係者・園が意見を上げていくことが重要です。

大宮勇雄会長談話はこちら>>>2017.2.22会長談話「指針・教育要領等の改定にあたって」

パブリックコメントへの応募方法

(1)インターネット
①「電子政府 パブリックコメント 保育指針」で検索し、「『保育所保育指針の全部を改正する件』に関する御意見募集について」の画面を開く。
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=495160408

②その下方にある「意見提出フォームへ」のボタンをクリックし、「パブリックコメント:意見提出フォーム」に記入の上、提出してください。
(2)郵送
〒100-8916 東京都千代田区霞が関1−2−2
厚労省雇用均等・児童家庭局保育課企画調整係
(3)FAX
FAX番号 03-3595-2674 厚労省雇用均等・児童家庭局保育課企画調整係