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2014.07.19
保護者と一緒に、新制度を学ぼう!

新制度の施行を来年4月に控えていますが、制度を利用する保護者にむけては十分に告知や説明がされているとは言い難い状況です。自治体によっては、保護者向けの説明会を開催し始めていますが、多くは、開催するかどうかも明確にされていません。そのような中で、有志の保育園や保護者が要望し、保護者向け説明会を開催させている地域もあります。制度の変更によって、一番影響を受ける子どもたちと保護者への説明がされていない状況をふまえ、各園・法人で、現在入園している保護者と一緒に、新制度について学習する機会を積極的につくっていくことが必要ではないでしょうか。

保護者や職員に伝える

保護者に新制度の内容を伝え一緒に学ぶことは、新制度を子どもにとって少しでもいいものに改善させていくためにも、重要なとりくみです。法人・園と保護者とは立場が違いますが、子どもを真ん中に一緒に子育てをする仲間です。保護者にも制度問題を伝え、共に市町村に働きかけていくことで、制度を少しでも改善させていきましょう。まずは、園長・理事長から、保護者に新制度の内容や課題を伝えていきましょう。また、職員から保護者に伝えていけるように、職員会議等で職員とも新制度の学習を行ないましょう。

★保護者向け資料をつくって説明
福岡・(福)紅葉会・原田さんは、保護者向けの資料を作成し、説明しています。資料を自分で作ることで、理解が深まったとのこと。原田さんの資料を紹介しますので、ご活用ください。
保護者むけ資料はこちら>>>保護者むけ新制度資料

★『知って居ますか?子ども・子育て支援新制度!』学習宣伝リーフを作成(全国保育団体連絡会)
全国保育団体連絡会は、「子ども・子育て支援新制度」(以下、新制度)について、その理解を深めるための学習・宣伝リーフの版下を作成しました。
 新制度は2015年4月の本格実施が予定されていますが、実施間際であるにもかかわらず、制度自体に未だ不明な部分が多く、関係者への理解もすすんでいません。全保連は、新制度の実施主体である市町村に対し、運動で残した市町村の保育実施義務(児童福祉法24条1項)を新制度の基本に据え、子どもたちに格差が生じないように保育事業や子育て支援が進められるよう、市町村に対して制度の改善・拡充を求める運動をすすめるよう提起しています。より多くの人たちに新制度の問題点や改善の課題を理解してもらうために、学習・宣伝リーフを印刷してご活用ください。
学習宣伝リーフはこちら>>>学習宣伝リーフ(全保連作成)

これらの資料を使いながら、保護者に直接、声をかけて話しをしていきましょう。新制度の問題をはじめとし、保育のことや子どもの姿など、率直に語り合えるような関係づくりを大事にしていきたいですね。